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ウクライナ宣教ー前半

  • izumi69burn
  • 7月4日
  • 読了時間: 3分

  2025年6月16日、私たちは3度目のウクライナ宣教に向けて日本を発ちました。2日後の18日、ようやく宣教地のクレメンチュク市に到着し、同労者であるボロデミア家族と再会しました。そして、戦争が激しくなっており、ここクレメンチュク市内にもドローン攻撃があったことを聞きました。しかし、キリストの弟子が育ち、スモールグループが増え、アウトリーチしている場所も増えており、ミニストリーが拡大しているという良い報告も受けました。暗闇に光が輝いている証です。

 

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福音を幼子に

19日、私たちは車で一時間半離れた小さなヴェリキクリンキ村に到着しました。この村に一つしかない小学校、第一小学校に150名ほどの子どもたちとその親が集まり、教員も参加してキッズプログラムを行いました。ボロデミア牧師が挨拶をし、彼の娘たちと教会員が子どもたちとダンスとゲームをしました。そして、福音を伝える寸劇をし、五つのグループに分かれて遊び、彼らは歓喜の声をあげて飛び回っていました。その後で大東利章牧師がメッセージを語りました。座る場所がないため、立っていたのですが、全員、熱心に耳を傾けていたのが印象的でした。最後に、マンガ聖書とちょっとしたプレゼントを渡しました。

キッズプログラムを終えて、校内に入り、今度は戦争で父親を亡くした、もしくは戦場で戦っている子どもたちやその母親だけを集めて、福音を語りました。最初、彼らに笑顔がなく、悲しみが会堂を覆っていましたが、福音を伝え、ウクライナのために祈ると笑顔になり、感謝の言葉をかけてくれました。教育委員長、校長から感謝状をいただき、皆が平安に満たされて学校を後にしました。

ウクライナでは、学校で福音を伝えること、イエスだけが唯一の救い主であると伝えることは禁止されています。どの宗教も平等であり、唯一の救いはないと教えられているからです。そのような国の学校で、子どもたちにも親にも福音を伝えることができたのは神の奇跡です。また、この2日後、大人数が集まる集会を禁止するという通達が政府からウクライナ市民に送られてきました。ロシア軍がそのような集会を狙って攻撃しているからです。その結果、今後予定されていたキッズプログラムをキャンセルするとの連絡がボロデミア牧師に入ってきました。この土曜日、150名以上に福音伝道ができたことを神に感謝します。

 


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闇の中で

 20日、避難民が暮らしているホステルでのチャリティーイベントを行ないました。一号館と二号館があり、どちらも170人ほどが入居していますが、8畳ほどの小さくて古い部屋に一家族が暮らしています。塗装は剥がれ、屋根にヒビが入っており、トイレは共用、台所は各階に一箇所のみ。不衛生な環境です。私たちは、今後、このホステルを少しでも快適な住まいになるようにお手伝いをしたいと思っています。

住居者は一階のロビーに集まり、大東牧師が神の愛に関するメッセージを受け取りました。皆、涙を流して聞いていました。その後、教会員が食料を配っている間に、大東牧師が一人一人のために祈りました。息子や孫が戦場に行っているため、もしくは行方不明になっているため無事を祈ってほしいという切実な願いでした。彼らの心に神の全き平安が訪れるように祈ります。


詳しくは、マルコーシュ・パブリケーションから出版されている月刊誌「ハーザー」8月号に掲載


 

 
 
 

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